数式モードには、大きく分けて、2種類あります。一つは本分と同じ部分に表示するもの、もう一つは本分とは別の場所に独立して書くものです。
前者を使用するには、「\begin{math}数式\end{math}」を用いるか、「\( 数式 \)」を用いるか、あるいは「$ 数式 $」とするかします。いずれも出力されるものは同じです。
一方、後者を使用する場合は、displaymath、equation、eqnarrayのいずれかの環境を用います。displaymathは「\[ 数式 \]」という記述でも表わすことができます。
displaymathは、数式番号が表示されませんが、equationとeqnarrayでは、表示されます。また、eqnarrayは改行を使用することによって複数の数式を連続して表示することができます。そのときに&で囲んだ部分を中心にすることもできます。
\begin{displaymath} y=2x^2+x+3 \end{displaymath} \begin{equation} y=3x^2+2x+6 \end{equation} \begin{eqnarray} y+x&=&2x+3 \nonumber \\ y&=&x+3 \\ y&=&x^2+4 \end{eqnarray}
eqnarray環境で数式番号を表示したくない場合は\nonumberを使用します。