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SDL公式サイトより、SDLの開発パッケージをダウンロードし、インストールします。または、各ディストリビューションからパッケージがでているかもしれません。

インストールしたら、ソースコードを書いて、コンパイルします。以下、もっとも簡単な例。

#include <SDL/SDL.h>

int main(int argc, char* argv[]){
	SDL_Init(SDL_INIT_EVERYTHING);

	SDL_Quit();

	return 0;
}

コンパイルコマンドの例。ライブラリへのリンクが必要です。

$ gcc test.c -lSDL

Windowsの場合はVisual C++ 2008が使えます。

VC8用パッケージ(VC++2005用だけど気にしない)をダウンロードして、展開します。zipファイルなので、WindowsXPならそのまま展開できます。

展開したら次の手順で「C:\Program Files\Microsoft Visual Studio9.0\VC\」以下にコピーし、VC++で使えるようにします。

  1. C:\Program Files\Microsoft Visual Studio9.0\VC\include内に、SDLというフォルダを作ります。
  2. C:\Program Files\Microsoft Visual Studio9.0\VC\include\SDL内に、先ほど展開した中の「include」フォルダの中身をコピーします。
  3. C:\Program Files\Microsoft Visual Studio9.0\VC\lib内に先ほど展開した中の「lib」フォルダの中身をコピーします。

(私はライブラリやincludeファイルをひとまとめにしておきたかったので、この様な方法をとりましたが、VC++のオプションから参照フォルダの設定により、任意のフォルダにあるインクルードファイル、ライブラリを参照することができます。)

終わったら実際にプロジェクトを立ち上げます。

Windows コンソールプロジェクト(空プロジェクト)で作成します。

プロジェクトのプロパティは少し変更する必要があります。スクリーンショットは英語版なので、日本語版を使っている方はそれっぽい項目を変更してください。

Configuration Properties -> Linker -> InputのAdditional DependenciesにSDL.lib、SDLmain.libをセットする。

Configuration Properties -> Linker -> SystemのSubSystemをWindowsにする。

Configuration Properties -> C/C++ -> Code GenerationのRuntime LibraryをMulti-threaded DLLにする。

あとはソースコードを書き、ビルドすれば動きます。

参考: Lazy Foo' Profuctions (Setting up SDL in Visual Studio.NET 2005/2008 Express)


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