LaTeXで括弧として認識されているのは、次のものである。
括弧の大きさを変える為には\left、\rightコマンドを使う。例えば、分数を括弧の中にいれるとき、普通に括弧を書くだけでは、分数を包みこむことはできない。そこで、次のように、括弧の前後に\left、\rightコマンドをいれる。
(\frac{1}{2}) \left(\frac{1}{2}\right)
上は、\left、\rightコマンドを使用しない例、下は使用した例です。
\leftと\rightはペアで使用しないといけません(そうでないとエラーになります)。ただ、括弧を片方だけ表示したいときがあります(例:連立方程式)。そのときに使用するのが、「.」です。\leftや\rightのあとに「.」を入れると、括弧が表示されません。例えば、「\left(」と「\right.」を組み合わせると、左側だけ「(」が表示され、右側には括弧が表示されません。