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文字列を表示するウインドウを作成しましょう

ウインドウの中が空では寂しいので、なにか文字を表示できるようにしましょう。

ウインドウのパーツの中で、直接文字を表示するものをラベルといいます。ラベルをウインドウの中に配置することによって、文字を表示するプログラムができます。

#include <gtk/gtk.h>

int main(int argc,char *argv[]){
  GtkWidget *window;
  /* ここから */
  GtkWidget *label;
  /* ここまで */
  gtk_init(&argc,&argv);
  window=gtk_window_new(GTK_WINDOW_TOPLEVEL);
  /* ここから */
  label=gtk_label_new("Hello World");
  gtk_container_add(GTK_CONTAINER(window),label);
  gtk_widget_show(label);
  /* ここまで */
  gtk_widget_show(window);
  g_signal_connect(window,"destroy",gtk_main_quit,NULL);
  gtk_main();
  return 0;
}

上のプログラムの解説

追加した部分を説明します。

  GtkWidget *label;

新しいWidgetを追加します。

  label=gtk_label_new("Hello World");

gtk_label_new()で新しいラベルを作ります。引数は一つで、ラベルにする文字列をかきます。上の例では「Hello World」です。

  gtk_container_add(GTK_CONTAINER(window),label);

windowにlabelを追加します。引数は2つで、追加する場所と追加するオブジェクトを指定します。

  gtk_widget_show(label);

labelを表示します。これがないと、labelは表示されません。

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