タイトルに関しては、こちらでその方法を紹介してあるが、実際に作ってみると、ちょっと期待はずれだと感じることがあります。
タイトルと本文を同じページにしている場合はいいとして(これはかなりいいバランスだと思う)、問題はタイトルページに\maketitleを適用したときだ。その例を下に紹介します。
\documentclass[12pt]{book} \begin{document} \begin{titlepage} \title{ALL WORKS AND NO PLAY MAKE JACK A DULL BOY} \date{1999/9/19} \author{Jack} \maketitle \thispagestyle{empty} \end{titlepage} \end{document}
book以外にも、articleやreportで出力してみると
となります。articleはタイトルが上の方に、bookやreportは中心付近に表示されます。
名前は小さく表示されます。大きくしたい場合は、文字の大きさをこちらで指定しなければなりません。
また、表示位置が気に入らない場合は\vspaceや\hspaceなどを駆使して位置調節する必要があります。
表紙に絵をいれる場合は、画像取り込みをします。
このように、LaTeXで表紙を作成する際、デフォルトの設定が気に入らない場合、地道な作業で調節する必要があります。これが面倒な場合、表紙ページだけ、OpenOffice.orgなどの別のツールを使う、という手もあります。