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SDL_BlitSurface

サーフェスを転写する。

使い方

int SDL_BlitSurface(SDL_Surface *src, SDL_Rect *srcrect, SDL_Surface *dst, SDL_Rect *dstrect);

srcは転写元サーフェス。

srcrectは転写元矩形。

dstは転写先サーフェス。

dstrectは転写先矩形。

転写元サーフェスから、転写元矩形の範囲をコピーし、転写先に貼り付ける。

転写先矩形はxとyの値のみ使用される。wとhを転写元のサイズと違う場合に拡大・縮小はされない。

サンプル

↓サンプルで使用している画像

#include <SDL/SDL.h>
#include <SDL/SDL_image.h>

int main(){
	/* ビデオサーフェス */
	SDL_Surface* videoSurface = NULL;

	/* イメージサーフェス */
	SDL_Surface* imageSurface = NULL;

	/* 転写先矩形 */
	SDL_Rect rect;

	/* 初期化処理 */
	SDL_Init(SDL_INIT_EVERYTHING);

	/* ウインドウオープン */
	SDL_SetVideoMode(640, 480, 0, SDL_HWSURFACE | SDL_DOUBLEBUF);

	/* ビデオサーフェスの取得 */
	videoSurface = SDL_GetVideoSurface();

	/* 画像の読み込み */
	imageSurface = IMG_Load("penguin_mgc_pic.jpg");

	rect.x = 100;
	rect.y = 15;

	/* 画像をビデオサーフェスに転写 */
	SDL_BlitSurface(imageSurface, &(imageSurface->clip_rect), videoSurface, &rect);

	/* イメージサーフェスの削除 */
	SDL_FreeSurface(imageSurface);

	/* フリップ */
	SDL_Flip(videoSurface);

	/* 3秒ウエイト */
	SDL_Delay(3000);
	
	/* 終了処理 */
	SDL_Quit();

	return 0;
}

画像を読み込んで、ウインドウに表示するまでの流れの例。

矩形はSDL_Surfaceのclip_rectを使用している。(clip_rectはポインタではないので注意。)

一部分を切り取ってコピーする場合は、新たにSDL_Rectを新たに作成して使用する。

関連項目